臨床検査技師
臨床検査技師/りんしょうけんさぎし
臨床検査技師(りんしょうけんさぎし、英: Medical technologist, Medical laboratory technician)は、病院などの医療機関において種々の臨床検査を行う技術者である。国家資格。 検査の多くは元来医師が行っていたものであったが、検査の複雑化とともに分業化が進み、現在の医療に臨床検査技師は不可欠の存在となっている。コ・メディカルの一種。
臨床検査技師の業務
臨床検査技師は、厚生労働大臣の免許を受けて、医師又は歯科医師の指示の下に、
1、 微生物学的検査
2、 血清学的検査
3、 血液学的検査
4、 病理学的検査
5、 医動物学的検査
6、 生化学的検査
7、 生理学的検査(厚生労働省令で定めるもの)
を行うことを業とする。
生理学的検査(臨床検査技師等に関する法律施行規則第1条)
・ 心電図検査
・心音図検査
・脈派検査
・超音波検査
・脳波検査
・呼吸機能検査
・筋電図検査
・熱画像検査
・MRI(磁気共鳴画像検査)
・重心動揺計検査
・基礎代謝検査
・眼振電図検査
・眼底写真検査
・毛細血管抵抗検査
・経皮的血液ガス分圧検査
・聴力検査
就職の現状
2010年4月現在では臨床検査技師の就職は大変好調に展開している。これは、団塊世代の退職時期にあたっていることもあるが、臨床検査の業務拡大もその理由のひとつである。これは、心電図検査や超音波検査などの機械化できないいわゆる(生理機能検査)の需要が増加していることと、患者さんへの検査内容の説明、糖尿病療養指導や院内感染対策チームへの参加。さらに産婦人科領域では体外受精に関わる杯培養の業務にも多くの臨床検査技師が携わっている。 このような現場状況の中、新卒の臨床検査技師を中心に就職状況は活発である。
資格取得について
臨床検査技師国家試験を受験し、合格し、免許を申請しなければならない。
臨床検査技師国家試験の受験資格を得るには、臨床検査に関わる3年制の短期大学、3年制の専門学校、4年制の大学(医学部臨床検査技術学科および医療衛生学部や保健学部など)を修業あるいは卒業することが主たる要件である。傾向として、4年制大学を志望する学生が増えてきており、大学院への進学もまた多くなってきている。
このほか、薬学部、獣医学部、理学部などにおいて薬学、獣医学、理学などの課程に加えて臨床検査に関わる一定の科目を取得し、受験資格を得ることができる。また、医学部医学科、歯学部歯学科(生命歯学部生命歯学科)の卒業者および医師・歯科医師免許取得者も臨床検査技師国家試験の受験資格を有する。